チラシポスティング費用|1枚単価の相場と安く抑える5つの方法

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チラシのポスティング費用は、1枚3.5〜12円が一般的な相場ですが、3.5円と12円では3倍以上の開きがあります。

この配布単価の差は、業者ごとの値付けの差ではありません。何を、どこへ、どれだけの期間で配るのか、その条件が異なるため、単価も違ってきます。

だとすれば、重要なのは金額そのものより「何が単価に影響するのか」です。配布単価を決めているのは、チラシのサイズ、配布にかける期間、届ける住宅のタイプの3つの要素で、そこへ配布エリアの難易度が加わって、最終的な単価が決まります。

本記事では何が配布単価に影響するのかを詳しく説明したうえで、それぞれの単価を左右する要因をどのように決めるべきかを、弊社の事例をもとにご紹介します。

ポスティング単価がサイズ・配布期間・住宅タイプの3つの変数で決まることを示した図解

ポスティング費用の相場は1枚3.5〜12円。単価を決める3つの変数とエリアの難易度

弊社また同業他社が公開している一般的な配布単価は1枚3.5〜12円が目安とされています。印刷を含めた総額なら1枚7〜12円程度です。

弊社の標準プランでは、配布単価は1枚3.5円から7.25円(税抜・最低単価)に収まります。この差を作っているのが、チラシのサイズと配布期間です。

見積書には「1枚◯円」としか書かれていないことがありますが、単価ははじめから決まっている数字ではなく、次の3つをかけ算と足し算で組み合わせた結果で決まります。

  • チラシのサイズ:A5以下からA2・B2まで。大きいほど高くなります
  • 配布にかける期間:3日・1週間・2週間・1ヶ月の4種類です。長くとるほど下がります
  • 住宅のタイプ:軒並・集合住宅・戸建の3つから選びます。ここだけは加算方式です

つまり単価=サイズ×配布期間+住宅タイプ加算という構造です。相場の一覧を見比べるだけでは自社の配布単価は出てきませんが、この式をひとつ覚えておけば、見積書に書かれた金額がどの条件で決まったのかをその場で確かめられます。

もうひとつが配布エリアの難易度です。これは料金表には載りませんが、同じA4サイズ、同じ1ヶ月配布でも、配りにくいエリアなら単価は上振れします。

標準プランの料金表(1枚あたり・税抜)

配布単価は次のとおりです。数字はすべて最低単価で、エリアの配りにくさによっては上がります。

サイズ3日1週間2週間1ヶ月
A5以下4.5円〜4.0円〜3.75円〜3.5円〜
B54.75円〜4.25円〜4.0円〜3.75円〜
A45.0円〜4.5円〜4.25円〜4.0円〜
B45.25円〜4.75円〜4.5円〜4.25円〜
A3・B36.25円〜5.75円〜5.5円〜5.0円〜
A2・B27.25円〜6.75円〜6.5円〜6.0円〜

ここでいう配りにくさとは、突きつめると1時間に何枚配れるかです。集合住宅の多い都心部なら1棟に入るだけで多くの世帯へ届きますが、戸建の多いエリアは1軒ずつ歩いて回るため、同じ1時間で配れる枚数がぐっと減ります。坂の多い住宅地ならなおさらです。

戸建住宅と集合住宅の比率、世帯の密度、地形。この3つが配布にかかる時間を決め、その差が単価に乗ってきますから、同じ1万枚でも都心のマンション群と郊外の戸建地区では、配り終えるまでの手間がまるで違うのです。

最低ロットは10,000枚です。これを下回るなら別途見積もりが必要となります。なお、この単価に印刷代とデザイン代は含まれませんので、見積もりを比べるときは、配布料金と印刷料金を分けて出してもらってください。

A4チラシの配布単価が3日配布5.0円から1ヶ月配布4.0円まで下がることを示した棒グラフ

配布期間を長くとるほど単価は下がる。その差は20%

発注する側が料金を抑えたいとき、検討すべきは配布期間です。サイズはチラシの内容で決まり、住宅タイプはターゲット層で決まりますが、「いつまでに配り終えるか」は、調整できることが多いです。

「いつまでに配りたいですか」と聞かれたら、少しだけ余裕をもたせて答えてください。そこに2割の差が生まれます。

例えば、A4チラシなら3日で配り切る場合は5.0円ですが、1ヶ月かけて配ると1枚4.0円です。配布期間を1ヶ月に延ばすことで1.0円の配布単価の差が生まれ、率にして20%安くなります。

1万枚あたりでいくら変わるか

配布期間A4の単価1万枚の配布費用3日配布より安くなる額
1ヶ月4.0円〜40,000円〜10,000円
2週間4.25円〜42,500円〜7,500円
1週間4.5円〜45,000円〜5,000円
3日5.0円〜50,000円〜

差額は10,000円になります。同じチラシを、同じエリアに、同じ枚数だけ配ってこの差です。

なぜ期間で単価が変わるのか。3日で配り切る場合、1日に投函する枚数を増やさなければならず、配る人の数もひとりあたりの負荷も増えるぶん、その人件費が単価に加算されてしまいます。逆に配布期間を長くとれれば、余裕のある人数と枚数で配布を行えます。

注意点:配布期間を延ばせないチラシもある

ただし、いつでも配布期間を延ばせるわけではありません。セールの告知や新規オープンの案内なら、当日より前にすべて配り終えていなければ意味がありません。内覧会の集客も同じです。

開催日から逆算すると、配布に使える日数は自然と決まってきます。開催まで2週間しかないチラシを、1ヶ月かけて配るわけにはいきません。

この場合、イベントの開催日などのデッドラインまでに配り終えられる配布期間を選んでください。もちろん単価はその分上がりますが、日付に間に合わせることが最優先となります。

天候も期間にかかわります。大雨や台風の日はチラシが雨に濡れる恐れがあるため、配布スピードが遅くなりがちです。荒天が続けば、配布完了日もその分ずれることがあります。配布期間に余裕があればこうした遅れは吸収できますが、日程が詰まっていると、デッドラインまでにチラシを配りきれないこともあります。

配布は納品の翌日から。反響は完了から3日後まで

配布の開始は、チラシが納品された翌日から可能です。

一方、配布が終わってからも反響はしばらく続きます。弊社のQRコード計測では、反響は配布完了から3日後まで出続けます。毎日ポストを開ける住人もいれば、2〜3日に一度しかポストを開けない人もいて、ポストを確認する頻度に差があるためです。

1ヶ月かけて配る場合、最後の1枚が投函されるのは配布開始から1ヶ月後です。その3日後までが反響の出る期間になりますので、効果を集計するのはそれ以降にすると良いでしょう。

住宅タイプで単価が変わる。戸建だけ+5.0円になるのはなぜか

3つ目の変数が住宅タイプです。これはかけ算ではなく、サイズ×期間で出た単価に足されます。

配布方法加算額(税抜)なぜ加算されるか
軒並配布(標準)±0円エリア内をそのまま回るため、加算はなし
集合住宅配布+1.0円配布先を絞り込む作業が加わるため
戸建住宅配布+5.0円世帯が広い範囲に点在しており、1枚あたりの配布に時間と手間がかかるため

3つのなかで戸建住宅配布の加算額が最も大きくなっています。配る条件が他の2つと異なるためです。

集合住宅なら1棟に入れば数十世帯へ一気に届きますが、戸建住宅は1軒ずつ歩いて回ることになるため、同じ1時間で投函できる枚数がそもそも違ってきます。

金額だけを見比べても、その見積もりが妥当かどうかは判断できません。差が出る理由まで把握していれば、提示された単価が自社の条件に見合っているかを自分で確かめられます。

どの業種がどの住宅タイプに配布すべきか

「安いほうがいいに決まっている」と判断してしまう前に、そのチラシを本当に読んでほしい人はどこに住んでいるのかを考える必要があります。

単価だけ見れば軒並配布が最安です。しかし戸建の持ち家世帯にしか刺さらない商材なら、軒並配布で配った枚数のほとんどは捨てることになります。

  • 戸建住宅配布:外壁塗装やリフォームなど、持ち家の世帯にしか刺さらない商材に向きます。
  • 集合住宅配布:宅配や家事代行など、単身者と共働き世帯を狙う商材と相性がよいでしょう。
  • 軒並配布(全戸):飲食店やスーパーなど、住んでいる人すべてが客になる商材で選びます。

単価が1.0円上がっても、届くターゲットがそれに見合うなら選ぶ価値はあります。業種を問わず広く知ってほしい店舗なら軒並配布で十分でしょう。「安いから軒並」ではなく、「狙う相手がエリア全体だから軒並」と決めてください。

丁目単位で狙うか、市区町村単位で広く配るか

弊社には、配布範囲の決め方が違うプランが2つあります。標準プランでは配布エリアを丁目単位で指定でき、エリアフリープランのほうは市区町村単位で、1ヶ月以内にその市区町村のなかで指定の枚数を配布します。

項目標準プランエリアフリープラン
エリア指定の単位丁目単位市区町村単位
配布期間3日・1週間・2週間・1ヶ月1ヶ月
最低ロット10,000枚〜50,000枚〜
A4の単価(税抜)4.0円〜(1ヶ月配布)3.0円〜
A5以下の単価(税抜)3.5円〜(1ヶ月配布)2.5円〜
向くケース商圏が丁目レベルで決まっている市区町村全体に広げたい

この表で特に注目したいのは4行目です。A4なら標準プランが4.0円、エリアフリープランが3.0円で、1枚あたり1.0円の差があります。安くなるのは、配布先を細かく指定しないからです。市区町村のなかのどこに配るかは弊社が決めることになりますので、狙いたい商圏がはっきりしている場合には向きません。

配りたい場所がはっきりしているなら標準プランを選んでください。「駅の南側、3丁目まで」といった指定ができます。一方、市区町村の単位で認知を広げたい採用広告や大きなオープン告知なら、エリアフリープランが向きます。

対応エリアは東京23区のすべてです。

同じ5万枚配布でもQRコードのスキャン数が13人と2人で6倍以上の差が出たことを示す比較図

「1枚いくら」で選ぶと、1件あたりの獲得コストは上がる

ここで見るべきは1枚あたりの安さではなく、1件あたりの獲得コストです。

弊社が新築分譲マンションの販売チラシを5万枚配った事例があります。結果は問い合わせ1件で、反響率にすると0.002%です。「効果がなかった」と切り捨てられてもおかしくない数字です。

ところがチラシにQRコードを付けていたため、別の数字も取れていました。間取り図を見るためにQRコードを読み取った人が13人いました。問い合わせには至らなかったものの、わざわざスマホをかざして間取りまで確認した人が、それだけいたのです。

別のエリアでも同じ5万枚を配りました。問い合わせは同じく1件。しかし、QRコードのスキャンは2人しかいませんでした。

  • エリアA:50,000枚 → 問い合わせ1件 / スキャン13人
  • エリアB:50,000枚 → 問い合わせ1件 / スキャン2人

問い合わせ件数だけを見れば2つのエリアは同じ成果ですが、検討層の厚みには6倍以上の差がありました。エリアAは配布を続け、エリアBは優先度を下げる。この判断は、料金表をどれだけ見比べても出てきません。

20万円をどう割るかで、評価は逆になる

費用の話に戻します。仮にA4サイズを1ヶ月配布(1枚4.0円)で5万枚配ったとすると、配布費用は20万円です。

  • 問い合わせ1件で割ると:1件あたり20万円
  • 関心を示した13人で割ると:ひとりあたり約1.5万円

同じ20万円です。それでも、測り方ひとつで評価は正反対になります。

では、単価を削る努力はどこまで効くのか。仮に0.5円下げれば5万枚で25,000円が浮きますが、配布エリアの選び方を間違えれば、反応の差は13人と2人で6倍以上に開きます。削れる金額より、外したときの損失のほうがはるかに大きいのです。

反響率の目安や効果の測り方はポスティングの効果と反響率にまとめています。QRコードを使った計測のやり方は不動産ポスティングの効果測定はQRコードで変わるをご覧ください。

費用を下げる5つの方法と、下げてはいけない1つ

効果が高いのは次の5つです。

  1. 配布期間を延ばす:A4なら3日配布5.0円が、1ヶ月配布なら4.0円です。20%下がります
  2. 配る枚数そのものを絞る:丁目単位でエリアを指定できるなら、反応の薄い丁目を外します。単価ではなく総額が下がります
  3. 年間契約にする:年間契約ならさらに割引になります。割引率は個別のお見積もりです
  4. サイズと折りを見直す:A4の4.0円に対し、A5以下なら3.5円です。またB4以上で折りが入っていないと、折り代が1折+1.0円(税込1.10円)から加算されます
  5. まとまった部数で発注する:単価は部数でも動きます。一般に10万枚以上のロットなら、値引きの可能性があります。金額は見積もり次第です

ここで注意したいのが4つ目です。見落とされがちですが、B4のチラシを折らずに納品するとそこに加算がついてしまいます。印刷会社に折った状態で納めてもらえば、この分は避けられます。発注の前に、印刷側と配布側の条件をすり合わせておいてください。

削ってはいけないのは、配布管理と報告

逆に、値切ってはいけないものがひとつあります。配布の管理と報告です。

弊社はGPSで配布状況を記録しており、データは配布後30日間いつでも見られますし、分単位の移動履歴もCSVで提出できます。ここを省いた見積もりは、たしかに安くなるでしょう。ただ「どこに何枚配ったか」はわからなくなります。

次の配布でエリアを絞り込むとき頼りになるのは前回の配布記録で、記録がなければ、毎回ゼロからあて推量でエリアを決めることになります。1枚0.5円を削って、次の一手を失う。安く見えて、いちばん高い買い物です。

見積もりで必ず確認すべき5項目

見積もりを受け取ったら、次の5項目をチェックしてください。

確認する項目見るポイント抜けているとどうなるか
単価の3前提サイズ・配布期間・住宅タイプが書かれているか他社の見積もりと比べられません。同じ4円でも中身が別物です。
加算の項目折り代、エリア指定料、セグメント加算の有無基本料金は安いのに、総額がはね上がります。
最低ロット何枚から受けてもらえるか配りたい枚数で発注できません。
配布報告の方法GPS記録の有無、データの形式と保持期間次のエリア選びに使う材料が残りません。
クレーム対応投函お断りの家への対応、苦情が来たときの窓口対応が発注者に丸投げされます。

ここで注目したいのは1つ目です。受け取った見積書に「4円〜」とだけ書いてあったら、必ず前提を聞いてください。それがA4の1ヶ月配布・軒並配布なのか、A5の3日配布・戸建配布なのか。前提が違えば、比べる意味はありません。

値段の安さだけで決めるのも考えものです。配布の現場は人が動かしていますから、安すぎる単価は、どこかにしわ寄せが出ていると見たほうがよいでしょう。

まとめ:単価は「サイズ×期間+住宅タイプ」で決まる

本記事の要点は次の5つです。

  • 配布のみの相場は1枚3.5〜12円です。弊社の標準プランは3.5〜7.25円で、サイズ×配布期間+住宅タイプ加算で決まります。
  • 配布期間は発注側が動かせる唯一の変数です。弊社ならA4の3日配布5.0円が、1ヶ月配布で4.0円になります。
  • 戸建住宅配布の+5.0円は、世帯が点在していて手間がかかるためです。
  • エリアフリープランは安いプランではなく、大きなロットを広く配るための選択肢です。
  • 単価を0.5円削るより、配る場所を外さないほうが効きます。

ポスティングの費用は、業者が勝手に決める固定価格ではありません。サイズをどうするか、いつまでに配り終えるか、誰に届けたいか。発注する側が決めた条件が、そのまま単価になって返ってきます。

単価は「聞くもの」ではなく「設計するもの」です。それがポスティングの費用を考えるときの本質です。

ここですべきことは、それほどむずかしくありません。いつまでに配りたいのか、誰に読んでほしいのか。この2つを先に決めてから見積もりを頼むだけで、出てくる数字は変わってきます。

相場を調べて終わりにせず、自社の条件で試算してみてください。ティラミスでは配布エリアの選定から、GPSによる配布管理、QRコードでの反響計測までをご提案しています。枚数とエリアが決まっていない段階でもかまいませんので、お気軽にお問い合わせください。

よくある質問

Q. ポスティングの最低ロットは何枚からですか

A. 標準プランは10,000枚から、エリアフリープランは50,000枚からです。これを下回る枚数は別途お見積もりとなります。まずは配りたいエリアと枚数をお知らせください。

Q. 配布期間が長いと本当に安くなるのですか

A. 安くなります。弊社の標準プランの場合、A4サイズなら3日配布が1枚5.0円、1ヶ月配布が4.0円です。差は1万枚で10,000円、5万枚で50,000円です。

Q. まとめて発注すれば単価は下がりますか

A. 部数によって単価は変わります。一般に、10万枚以上のロットであれば値引きの可能性があります。金額は配布エリアや期間と合わせて確定しますので、部数が決まった段階でご依頼ください。

Q. 記載の単価に印刷代は含まれますか

A. 含みません。本記事の単価はすべて配布作業のみの料金(税抜)です。印刷代とデザイン代は別と見ておいてください。

Q. 見積もりが業者によって大きく違うのはなぜですか

A. 前提がそろっていないためです。サイズ・配布期間・住宅タイプのどれか1つ違うだけで単価は動きます。戸建住宅配布なら、軒並配布に+5.0円が加算されます。比べるときは3つの前提をそろえてください。

Q. 依頼してから何日で配布を始められますか

A. チラシが納品された翌日から配布を開始できます。エリアの選定と配布計画は、チラシの印刷と並行して進めておくと早いです。

Q. 費用対効果はどう判断すればいいですか

A. 1枚あたりの単価ではなく、1件あたりの獲得コストで判断してください。弊社の事例では5万枚配布で問い合わせは1件でしたが、QRコードを読み取った人は13人いました。反響は配布完了から3日後まで出続けます。

配布エリアと枚数が決まっていない段階でも構いません
まずは自社の条件で見積もりを出してみませんか
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本記事の単価は最低単価です。実際の金額はチラシのサイズ、配布期間、住宅タイプ、配布エリアの4つで変わります。弊社では東京23区を対象に、最低10,000枚から承っています。GPSによる配布記録とQRコードでの反響計測も標準でご用意しています。
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