チラシの効果はない?どれくらい見られているか637人に聞いた

チラシの効果はない?どれくらい見られているか637人に聞いた
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東京都在住637名への自社調査では、ポストに入ったチラシの中身まで目を通す人は75.5%、中身を見ずにすべて捨てる人は9.6%でした。

「チラシなんて、どうせ見られずに捨てられている」。ポスティングの発注を迷っている方から、弊社はこの言葉を何度も聞いてきました。配る側としても実際のところが気になり、2026年8月に東京都在住の637名へ、ポストに入ったチラシをどうしているのかを聞いてみました。結果を先に言うと、チラシは思われているほど捨てられてはいません。4人に3人は中身まで見ています。

では、なぜチラシの反響率は0.01〜0.3%にとどまるのか。見られていないから反響がないのではありません。チラシを見た後、問い合わせや来店に進むまでのどこかで、多くの人が離れています。

本記事では、この調査の結果を「チラシは効果があるのか」という問いに沿って整理しました。ポスティングを発注すべきか迷っている方が、そのまま判断材料に使える内容です。

中身を見ずに捨てる人は9.6%。4人に3人は中身まで目を通している

ポストのチラシを「中身を見ずにすべて捨てる」と答えた人は9.6%でした。「デザインやタイトルだけ見て、ほぼ捨てる」は14.9%です。残りの75.5%は、ざっと見るか一枚ずつ目を通すかの差はあれ、中身まで見ています。

回答の内訳は次のとおりです。

ポストのチラシをどうしているか 割合
ざっと見て、興味があるものだけ取っておく 33.0%
一枚ずつ目を通すが、見るだけで終わる 27.2%
一枚ずつ目を通し、興味があれば店舗やサイトを調べる 15.4%
デザインやタイトルだけ見て、ほぼ捨てる 14.9%
中身を見ずにすべて捨てる 9.6%

※東京都在住637名への自社調査(2026年8月8日実施・単一回答)。n=637。本記事では、上の3つの回答を合わせた75.5%(481名)を「中身まで目を通す人」としてまとめています。

ポストに入ったチラシの扱いの内訳。中身まで目を通す75.5%(取っておく33.0%、目を通すだけ27.2%、調べる15.4%)、見出しだけ見て捨てる14.9%、中身を見ずにすべて捨てる9.6%

数字の見方には補足が必要です。「中身を見ずに捨てる」以外の回答を足すと90.4%になりますが、この中には、デザインやタイトルだけで捨てるかどうかを決めている14.9%が含まれます。この層はチラシの中身を読んでいないため、本記事では「見られている」に含めていません。本記事で「見られている」と数えるのは、中身まで目を通した75.5%だけです。それでも4人に3人にあたり、「どうせ捨てられている」という前提は、この調査を見るかぎり成り立ちません。

最も多かった回答は「ざっと見て、興味があるものだけ取っておく」の33.0%でした。3人に1人が、その場で捨てずに手元に残しています。一方で「デザインやタイトルだけ見て、ほぼ捨てる」も14.9%あり、チラシの見出しだけで捨てるかどうかを決めている人も確実にいます。この14.9%に中身まで読んでもらえるかどうかを分けるのは、チラシのタイトルとデザインです。

調査概要:東京都在住637名に2026年8月8日に聞いた

本記事で使う数字の出どころは次のとおりです。誰に、いつ、何を聞いたのかがわからない数字は、ポスティングを発注する判断材料になりません。

  • 調査名:チラシ認識率調査
  • 実施日:2026年8月8日
  • 対象エリア:東京都
  • 有効回答数:637名
  • 回答形式:単一回答(設問3問)
  • 実施主体:株式会社ティラミス(自社調査)

設問は3問です。回答者に提示した文言をそのまま載せます。

  1. ご自宅のポスト(郵便受け)を確認するタイミングを教えてください
  2. ご自宅のポストにチラシ(ポスティング)はどれくらい入っていますか?
  3. ポストを確認した際、投函されているチラシをどうしていますか?

この調査結果を読むうえで、注意点が2つあります。ひとつは、回答者が全員東京都在住であることです。東京都に住んでいる人だけに聞いた調査なので、本記事の数字を「日本人の75.5%が」と全国の傾向に置き換えることはできません。

もうひとつは調査した時期です。2026年8月時点の結果であり、来年も同じ数字が出るとは限りません。なお、集計は回答の生データを機械的に処理しており、誰が集計し直しても同じ数字になります。

本記事の数字は、出典を明記していただければ引用してかまいません。その際は「株式会社ティラミス調べ(2026年8月・東京都在住637名)」と添えてください。

「4人に3人が読む」と「反響率0.1%」の間で、大半の人は行動に移っていない

本記事でいちばんお伝えしたいのがこの点です。チラシの効果を語る記事の多くは、反響率0.01〜0.3%という数字だけを示します。ところが、受け手側に聞いた調査結果と並べてみると、見え方がまったく変わります。

  • 中身まで目を通す:75.5%(東京都在住637名への自社調査)
  • 興味があれば店舗やサイトを調べる:15.4%(同調査)
  • 問い合わせ・来店などの反響:0.01〜0.3%(弊社の配布実績から計測)

チラシが受け手に届いてから反響に至るまでのファネル。中身まで目を通す75.5パーセント、調べる15.4パーセント、反響0.01〜0.3パーセント

この3つの数字を並べるときには注意が必要です。75.5%と15.4%は調査に答えた637名を母数にした数字で、0.01〜0.3%は配布した枚数を母数にした数字です。母数の定義が違うため、「75.5%のうち0.1%が問い合わせる」といったかけ算はできません。

この3つの数字からわかるのは、チラシを受け取ってから問い合わせに至るまでのどの段階で人が離れているのか、そのおおよその見当までです。それでも十分に意味があります。「効果がない」の正体は、チラシが読まれていないことではなく、読まれた後のどこかで行動が止まっていることだとわかるからです。

どの段階で止まっているかによって、見直すべき箇所は変わります。そもそも届いていないなら配布エリアと部数の問題です。読まれてはいるのに店舗やサイトを調べてもらえていないなら、チラシの訴求内容の問題です。調べてはもらえているのに問い合わせが来ないなら、チラシから誘導した先のサイトや電話窓口の問題になります。

弊社が新築分譲マンションのチラシを5万枚配布した事例では、問い合わせは1件でした。ところが、チラシのQRコードを読み取って間取り図を見た人は13人いました。この13人は、関心はあったものの問い合わせまでは進まなかった検討層です。詳しくはQRコードで問い合わせの手前まで見えた不動産チラシの実例をご覧ください。

反響率0.01〜0.3%は「読まれていない」証拠ではない

チラシの反響率(反応率)は、弊社の計測では0.01〜0.3%です。1万枚配って1〜30件という幅になります。計算式そのものは単純です。

反響率(%)= 反響数 ÷ 配布枚数 × 100

ここで押さえておきたいのは、この式の分子が「問い合わせ・来店・予約といった最終行動の件数」だという点です。読んだ人の数でも、興味を持った人の数でもありません。反響率は認知率ではなく、最終行動の率です。反響率0.1%を「999人は読んでいない」と解釈するのは、分子の定義を取り違えています。

業種別の目安は次のとおりです。いずれも弊社の配布実績から計測した数値で、商材の単価が上がるほど反響率は下がる傾向があります。

  • 飲食業:0.3%前後(1万枚あたり30件前後)
  • 小売業:0.3%前後(1万枚あたり30件前後)
  • サービス業:0.1〜0.3%(1万枚あたり10〜30件)
  • 不動産業:0.01〜0.03%(1万枚あたり1〜3件)

注意点として、他社が公開している業種別の反響率を、そのまま自社の目標値にするのは避けてください。何を反響として数えたのか、何枚配った結果なのかが書かれていないことがほとんどです。反響率の測り方と改善の手順はポスティングの反響率0.01〜0.3%と、効果を測る5つの方法で詳しく扱っています。

3人に1人はチラシを取っておく。捨てられるまで手元に残り続ける

Web広告との大きな違いがここにあります。バナー広告はスクロールした瞬間に視界から消えますが、チラシは捨てられるまで部屋のどこかに残ります。

調査では33.0%が「ざっと見て、興味があるものだけ取っておく」と回答しました。「一枚ずつ目を通すが、見るだけで終わる」と答えた人も27.2%います。受け取ってすぐに捨てるのではなく、いったんは中身を見ている人が多数派です。

世帯構成によっても差が出ました。子どもがいる世帯では41.5%(n=200)が「取っておく」と答え、子どもがいない世帯の29.1%(n=437)を上回っています。世帯年収600〜800万円の層にかぎると、「中身を見ずにすべて捨てる」は2.0%(n=99)まで下がりました。

チラシを取っておく人の割合を世帯別に比較したグラフ。回答者全体33.0%に対し、子どもがいる世帯41.5%、子どもがいない世帯29.1%

ただし、これは相関であって因果ではありません。子どもがいるからチラシを残すのか、それとも自宅にいる時間が長いからなのかは、この調査だけでは区別がつきません。「子育て世帯を狙えば取っておいてもらえる」と考えるのは行きすぎです。

それでも、チラシの作り方を考えるうえでは参考になります。手元に残される可能性があるなら、チラシに載せる情報は、その日限りの告知だけでなく、後から見返したときに使えるものにすべきです。クーポンの有効期限を長めに取る、地図と営業時間を必ず入れる、といった判断につながります。

ポストを毎日開ける人は65.6%。チラシは週に数回以上入っている

配ったチラシがいつ見られるかは、住人がポストを開ける頻度で決まります。調査結果は次のとおりです。

  • ほぼ毎日(平日・休日問わず):65.6%
  • 週に2〜3回程度確認する:16.3%
  • 平日はあまり確認せず、主に週末にまとめて確認する:10.2%
  • 週に1回程度確認する:4.1%
  • ほとんど確認しない:3.8%

ポストにチラシが入っている頻度も聞きました。「週に数回入っている」が51.3%、「毎日のように入っている」が35.2%です。「月に数回程度入っている」は9.3%、「ほとんど入っていない」は4.2%にとどまりました。東京都では、ポストにチラシが入っていること自体がごく日常的だとわかります。

東京都在住637名のポスト確認頻度とチラシ投函頻度を並べたグラフ。ほぼ毎日確認する人が65.6%、週に数回チラシが入る人が51.3%

この結果は、弊社のQRコード計測のデータとも矛盾しません。チラシにQRコードを付けて計測すると、反響は配布完了から3日後まで出続けます。ポストを毎日開ける人が65.6%で、残りの人が数日かけてポストを確認するのだとすれば、反響が3日ほどにわたって出続けるのは自然な結果です。

配布完了から3日を過ぎても反響が増えないなら、待ち続けるより次の一手を考えるべきです。反響の測り方についてはポスティングの効果を測る5つの方法にまとめています。

「チラシがよく入る人ほど調べる」傾向は見えるが、因果とは言えない

ここからは、解釈に注意が必要なデータです。数字は示しますが、そのまま配布計画に反映してはいけません。

チラシが「毎日のように入っている」と答えた層では、25.9%(n=224)が「興味があれば店舗やサイトを調べる」と回答しました。「週に数回入っている」層では10.1%(n=327)です。ポストを「ほぼ毎日」確認する層では21.3%(n=418)、「週に2〜3回程度」の層では2.9%(n=104)でした。

「興味があれば調べる」と答えた人の割合を頻度別に比較したグラフ。チラシが毎日のように入る層25.9%と週に数回の層10.1%、ポストをほぼ毎日確認する層21.3%と週に2〜3回の層2.9%

数字だけ見れば、チラシが多く入る環境の人ほど店舗やサイトを調べているように見えます。ここで「毎日投函されるエリアに配れば反響が増える」と結論づけたくなりますが、それは踏み込みすぎです。理由は2つあります。

  • チラシが毎日入るエリアは、都心の高密度エリアに偏っている可能性があります。差を生んでいるのが投函頻度なのか、住んでいる地域の性質なのかを、この調査では切り分けられません
  • ポストを毎日開ける人は、在宅している時間が長いのかもしれません。時間に余裕がある人ほど調べるのだとすれば、原因は投函頻度ではありません

このように、結果に影響している別の要因が隠れている状態を、統計では交絡と呼びます。相関があることと、配布量を増やせば反響が増えることは、別の話です。

この調査から確実に言えるのは、次のことまでです。チラシが毎日のように入る環境でも、住人はチラシを見なくなってはいません。チラシが多すぎて無視されるようになったという証拠は、少なくともこの調査からは出てきませんでした。それ以上のことは、実際に配って測るしかありません。

ポスティングをやるか迷ったときの判断材料

ここまでの数字を、ポスティングの発注を検討する立場で使える形に整理します。見るべき数字は4つです。

判断したいこと 見る数字 出どころ
そもそも読まれているか 中身まで目を通す 75.5% 自社調査(東京都在住637名)
検討まで進んでいるか 調べる 15.4% 自社調査(東京都在住637名)
問い合わせや来店まで進んだか 反響率 0.01〜0.3% 弊社の配布実績から計測
予算が合うか 配布単価と最低ロット 弊社の料金表(2026年8月時点)

費用の目安も書いておきます。弊社の標準プランなら、A4サイズの配布単価は1枚5.0円(3日配布)から4.0円(1ヶ月配布)で、いずれも税抜の最低単価です。最低ロットは10,000枚から、対応エリアは東京23区全域で、チラシ納品の翌日から配布を開始できます。単価がサイズ・配布期間・住宅タイプでどう変わるかはチラシのポスティング費用と単価の決まり方にまとめています。

そのうえで欠かせないのが、配る前に反響の測り方を決めておくことです。一番やってはいけないのは、配り終えてから「さてどう測ろうか」と考え始めることです。専用の電話番号を用意する、QRコードに計測用のURLを設定する、来店時にチラシを持参してもらう。どれも配布前に準備しておかなければ測れません。

注意点として、測る手段を増やしすぎると集計が追いつかなくなります。最初は1つで構いません。QRコードのスキャン数だけでも記録できる状態にしておけば、「反響ゼロ」と「関心はあったが問い合わせには至らなかった」を区別できます。

配布エリアと部数のご相談は、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

まとめ:チラシは読まれている。問題は読まれた後にある

本記事の要点は5つです。

  • 中身を見ずにすべて捨てる人は9.6%。中身まで目を通す人は75.5%で、4人に3人にあたる(東京都在住637名・2026年8月8日実施の自社調査)
  • 33.0%は興味のあるチラシを取っておく。チラシは捨てられるまで手元に残る
  • 「興味があれば調べる」は15.4%。弊社計測の反響率0.01〜0.3%との間には大きな開きがある
  • 「チラシが毎日入る層ほど調べる」という相関は見えるが、配布量を増やせば反響が増えるという意味ではない
  • この調査の回答者は全員が東京都在住。全国の数字としては読めない

チラシの効果を判断するとき、反響率だけを見ていると「読まれていない」という結論になりがちです。しかし受け手に聞いてみると、4人に3人は読んでいます。問うべきは「読まれているか」ではなく、「読まれた後、どの段階で行動が止まっているか」です。

読まれた後の行動を測るには、配る前の準備が必要です。配布して終わりではなく、数字で測り、次の一手につなげる。受け手の側で何が起きているのかを知ることは、そのための出発点です。次の配布では、何を測るのかを発注の前に1つだけ決めてください。

よくある質問

Q. チラシは実際どれくらいの人に読まれていますか。

A. 弊社が東京都在住637名に実施した調査(2026年8月8日)では、中身まで目を通す人が75.5%、見出しだけ見て捨てる人が14.9%、中身を見ずにすべて捨てる人が9.6%という内訳です。ただし回答者は全員が東京都在住のため、全国の数字ではありません。

Q. チラシの反響率の目安は何%ですか。

A. 弊社の計測では0.01〜0.3%で、1万枚配布して1〜30件です。業種別では飲食業と小売業が0.3%前後、サービス業が0.1〜0.3%、不動産業が0.01〜0.03%です。

Q. 反響率が0.1%なら、9割以上の人は読んでいないということですか。

A. 違います。反響率は問い合わせや来店といった最終行動の率であって、読まれた率ではありません。弊社の調査では75.5%が中身まで目を通し、15.4%が「興味があれば店舗やサイトを調べる」と回答しています。読まれていないのではなく、読んだ後に問い合わせや来店といった行動まで進んでいない可能性が高いです。

Q. チラシは捨てられずに残りますか。

A. 「ざっと見て、興味があるものだけ取っておく」と答えた人は、弊社の調査で33.0%でした。子どもがいる世帯では41.5%(n=200)、いない世帯では29.1%(n=437)です。ただしこれは相関であり、世帯構成がチラシを残す原因だと確かめたものではありません。

Q. 配布してから反響が出るまでどれくらいかかりますか。

A. 弊社のQRコード計測では、反響は配布完了から3日後まで出続けます。毎日ポストを開ける住人もいれば、週末にまとめて確認する人もいて、ポストを確認する頻度に差があるためです。弊社の調査でも、ポストをほぼ毎日確認する人は65.6%で、全員が毎日開けているわけではありません。

Q. チラシが毎日入るエリアに配れば効果は上がりますか。

A. そうとは言い切れません。弊社の調査では、毎日のように投函される層の25.9%(n=224)が「調べる」と回答し、週に数回の層の10.1%(n=327)を上回りました。ただしこれは相関で、都心の高密度エリアという別の要因が影響している可能性があります。配布量を増やせば反響が増えるという意味ではありません。

Q. 最低何枚から発注できますか。

A. 弊社の標準プランは10,000枚からで、10,000枚未満は別途見積もりになります。対応エリアは東京23区全域です。チラシ納品の翌日から配布を開始できます。

反響を出しながら、ポスティングの見える化を実現
配布の記録と反響の数字が残る、ティラミスのポスティング
汎用CTA
弊社は東京23区を対象に、最低10,000枚からポスティングを承っています。配布状況はGPSで記録し、配布後30日間いつでも確認できます。チラシにQRコードを載せれば、問い合わせに至らなかった検討層の数まで数字で残ります。配布エリアや枚数が決まっていない段階でも構いませんので、お気軽にまずは問い合わせください。
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