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ポスティングにおけるQRコードの活用方法|反響を出せるチラシのQRコード戦略

ポスティングにおけるQRコードの活用方法|反響を出せるチラシのQRコード戦略
目次

みなさん、ポスティングでもQRコードを活用することでエリア別の反響を分析できることをご存知ですか?

位置情報まで計測できるQRコードをチラシに載せると、エリア別のQRコードスキャン数を分析できます。QRコードをスキャンした人は、チラシの内容に興味を持った潜在顧客・新規顧客です。どのエリアにターゲットが多いかを地図上の分布で確かめ、次回の配布ではQRコードの読み取りが多かったエリアに重点的に配る。こうした取り組みに活用できます。

本記事では、ポスティングで反響を出すためのQRコードの活用戦略について説明しました。「QRコード付きチラシで何が測れるのか」「計測用QRコードはどう動くのか」「エリア別の反響をどう比べるのか」の3点を、弊社が都内5エリアに49,500枚を配布した実測データとあわせてご紹介します。

チラシのQRコードで出来る事

ポスティングでは、デジタル広告のように反響や「どれくらいの人が見たか」(クリック率)を計測できないことが、長らくの課題でした。配ったあとに残る数字は問い合わせ件数だけで、チラシを見て興味を持ったのに問い合わせまで至らなかった人は、いないことになっていたのです。

しかし最近では、ポスティングでもQRコードを活用することで、どれくらいの人がチラシを見たのか、またどこで反響があったのかをエリア別に測る仕組みができています。ポスティングチラシにQRコードを入れると、できることは次の2つです。

  1. チラシに興味を持った人の数をリアルタイムで計測できる(QRコードの読み取り回数)
  2. どのエリアにチラシの潜在顧客・新規顧客が多いかを計測できる(QRコードの読み取り位置情報)

ポスティングでこの2つが分かると、コンバージョンが発生する前のマイクロコンバージョンをチラシでも測れます。弊社が新築分譲マンションの販売チラシを2つのエリアにそれぞれ5万枚配布したとき、どちらも問い合わせは1件でした。ところがQRコードを読み取った人は、片方のエリアが13人、もう片方が2人と、6倍以上の開きがあったのです。マンションに興味を持った潜在顧客の差が、QRコードによって分かった事例です。

なお、ポスティングの反響率は弊社の計測で0.01〜0.3%、不動産業に限ると0.01〜0.03%にとどまります。5万枚で問い合わせ1件は珍しい数字ではなく、だからこそ問い合わせの一歩手前を測る意味があります。反響率の考え方はポスティング効果はどれくらい?反響率0.01〜0.3%の実態で詳しく扱っています。

QRコードの読み取り回数をリアルタイムで計測する

チラシのQRコードの読み取りをリアルタイムで計測すると、何枚配布して、何回QRコードが読み込まれたかが数値で分かります。つまりデジタル広告と同じように、表示回数→クリック数→コンバージョン数という流れで、広告を運用するのに必要なKPIを数値化できるのです。ポスティングに当てはめると次のようになります。

デジタル広告の指標ポスティングでの対応どこで分かるか
表示回数配布枚数配布完了報告書(GPS記録)
クリック数QRコードの読み取り回数計測用QRコード
コンバージョン数問い合わせ・来店・成約自社の受付記録
クリック単価(CPC)配布費用 ÷ 読み取り回数上の2つから算出
獲得単価(CPA)配布費用 ÷ 問い合わせ件数上の2つから算出

読み取り回数が分かると、「1回の反響にいくらかかったか」を配布ごとに比べられます。エリアやチラシの内容を変えたときに、どちらが安く反響を取れたかが数字で分析できるのです。

「回数」と「ユニーク人数」は分けて読む

読み取り回数を扱うときに1つだけ注意があります。同じ人が2回読み取ると、回数は2、人数は1です。飲食店様のキッチンカー告知チラシ(割引クーポン付き)を都内で10,000枚配布した事例では、読み取りは78回、ユニーク人数は74人でした。弊社の配布完了報告書では回数ベースで0.78%と記載しますが、人数ベースにすると0.74%に下がります。

基本的に1人が複数回QRコードをスキャンすることは頻繁にはありませんが、より正確に分析するためには、QRコードを読み取った「ユニーク人数」をもって分析してください。

エリア別にQRコードの読み取り回数を計測する

QRコードがどこで読み込まれたかの位置情報を計測すると、どのエリアに潜在顧客が多いかを分析できます。位置情報付きのスキャンは地図上に分布として表示されるため、「配布エリアのどのあたりで読まれたか」が一目で分かります。

位置情報付きのQRコードスキャンを丁目単位の配布エリアに重ねた地図画面。青い点がスキャン位置、オレンジの面が配布エリア上の画面は、実際の案件で位置情報に同意したスキャンを配布エリアに重ねたものです。青い点がQRコードを読み取った場所、オレンジの面が丁目単位で指定した配布エリアです。点の密度を丁目ごとに見比べれば、どの丁目にチラシへ反応した人が多いかが読み取れますし、次回はその丁目に枚数を寄せるといった判断もできます。

実測:都内5エリアで、スキャン率に約1.4倍の差が出た

弊社が不動産会社様のアンケートハガキ(折済)を、板橋・浅草橋・両国・日本橋・中野の都内5エリアに合計49,500枚配布した事例があります。回答者から抽選でQUOカードを贈呈する企画で、ターゲットは20〜30代の一人暮らし層でした。7月中旬から下旬にかけて4日間で配布し、7日間計測したエリア別のスキャン数は次のとおりです。

エリア配布枚数QRスキャン数スキャン率
板橋12,000枚65回0.54%
両国5,000枚25回0.50%
日本橋15,000枚71回0.47%
浅草橋4,500枚20回0.44%
中野13,000枚51回0.39%
合計49,500枚232回0.47%

都内5エリアに配布したアンケートチラシのQRコードスキャン率を比べた横棒グラフ(板橋0.54%から中野0.39%)

最も高い板橋が0.54%、最も低い中野が0.39%で、約1.4倍の差がつきました。同じチラシを同じ時期に配っていますから、この差はチラシの内容や季節では説明がつきません。配布したエリアそのものの差と読むのが自然です。次回は板橋や両国に枚数を寄せる、中野は訴求を変えて試すといった判断を、実測を根拠に下せます。

業種別のチラシに掲載すべきQRコード

ここで重要なのが、チラシに掲載するQRコードを何にするかです。たとえば飲食店だと、店のInstagram、公式LINE、店舗位置のQRコードなど、いくつかの種類をチラシに載せることが多いでしょう。しかし、チラシを見て興味を持った人がまず確認するのは「店舗の位置」です。InstagramやLINEのQRコードを計測するより、店舗位置(Googleマップ等)にリンクするQRコードを配置することが重要になります。

不動産チラシで新築分譲マンションをポスティングするケースでは、物件ページまたは間取りに直接飛ぶリンクが、物件に興味を持った人が最初に確認するQRコードです。出張買取のように自宅へ来てもらう出張型のビジネスなら、店に行く選択肢がないため、ホームページか問い合わせページが最もスキャンされています。

「興味を持った人がまずどの情報を確認するのか」を意識して、それに合ったQRコードを掲載する。QRコードの分析では、これが何より重要です。反響を測りたいのに、誰も読まないQRコードを計測しても意味がありません。

載せ方の基本:サイズ約1.5cm以上、余白は上下左右4セル分以上

チラシのQRコード配置の良い例と悪い例を並べたレイアウト図解。余白と誘導文言があり問い合わせ先の近くに置いた例と、小さく余白なしで隅に置いた例

リンク先を決めたら、読み取ってもらえる形で載せます。QRコードのサイズは約1.5cm以上を推奨し、1cm以下は避けてください。小さすぎるとスマホのカメラがピントを合わせにくく、印刷でもつぶれやすくなります。

余白も規格で決まっており、QRコードの周囲には上下左右それぞれ4セル分以上が必要です。セルとはQRコードを構成する最小の正方形のことで、この余白に文字や罫線が入ると読み取りに失敗します。

誘導文言は「詳しくはこちら」ではなく、「読み取ると店舗の地図が開きます」「読み取ると間取り図が見られます」のように、読み取った先で何が起きるかを書きます。置く場所は、問い合わせ先の電話番号のそばが目安です。「電話するか、先に見てみるか」と迷った人が、その場でスマホをかざせます。両面のチラシなら表面と裏面の両方に載せてください。

加えて、光沢の強い用紙は反射で読み取りにくいこと、複数のQRコードを近くに並べるとどちらを読むか迷わせること、入稿前に複数の端末で読み取りテストをすること、の3つを確認しておきましょう。

エリア別にQRコードの位置情報を取得する方法

エリア別にQRコードの読み取り位置を計測する仕組みについて説明します。普通のQRコードは、リンク先のURLをそのままコード化したものです。スマホで読み取るとリンク先のページが直接開き、誰がどこで読み取ったかはどこにも残りません。

弊社の計測用QRコードは、読み取るとまず計測用のサーバを経由し、そこから本来のリンク先に遷移します。計測用サーバでは「位置情報の取得に同意しますか」という確認画面が1回表示され、同意・不同意にかかわらずリンク先に進む仕組みです。同意があった場合は、スキャンした場所の位置情報まで記録されます。この仕組みを使うには、弊社のシステムで計測用QRコードを発行する必要があります。

位置情報は「許可しない」を選んでもリンク先に進む

「位置情報を求められた住民が、不安になって閉じてしまうのでは」という心配が出てくるでしょう。ここは設計上、許可しなくてもリンク先に遷移するようになっています。位置情報の同意はあくまで任意で、同意しなかった人のスキャンも回数としては記録に残ります。ただし場所は付きません。エリア別に見るときは、位置情報付きのスキャンを比べることになるわけです。

QRコードをエリアごとに分けなくても、1種類のチラシで測れる

従来のやり方は、エリアごとに別のQRコードを発行し、それぞれのエリアに配るチラシへ載せるものでした。板橋用、中野用というように、QRコードが違うだけの印刷データをエリア数ぶん用意し、配布時に混ざらないように管理します。5エリアなら5種類の版が必要で、印刷の手配も配布現場の仕分けも増えるのが難点でした。

位置情報付きの計測用QRコードなら、QRコードを分けなくても、1種類のチラシでどこで読み取られたかが分かります。印刷データは1つ、配布現場の仕分けも不要で、エリアの区切りは集計するときに決めればよい。弊社の標準プランでは配布エリアの指定単位が丁目なので、位置情報付きのスキャンを配布した丁目と重ねれば、区の中のどのあたりで反響が出たかまで見えてきます。

発行は標準料金内。印刷後でもリンク先を差し替えられる

株式会社ティラミスのポスティングサービスでは、計測用QRコードの発行は弊社の標準料金に含まれており、追加のオプション料金はかかりません。また、発行後でもリンク先のURLを変更できます。リンク先のURLをそのままQRコード化したチラシは、ページのURLが変わった瞬間に無効になるのが弱点です。計測用QRコードなら物件ページが差し替わった、キャンペーンのページが終わったという場合でも、印刷済みのチラシをそのまま使えます。

UTMパラメータでの計測との違い

QRコードの効果測定というと、URLにUTMパラメータを付けてアクセス解析ツールで見る方法が広く知られているでしょう。UTMパラメータ・QRコード生成サービスの解析機能・弊社の計測用QRコードの3つについて、何が測れて何が測れないかを整理したのが次の表です。

方法計測する場所エリア別の比較リンク先への設定位置情報
普通のQRコード+UTMパラメータリンク先のページエリア数ぶんのパラメータとQRコードを分けるアクセス解析ツールの設置が必要記録されない
QRコード生成サービスの解析機能生成サービス側エリア数ぶんのQRコードを分ける不要一般には記録されない
弊社の計測用QRコード(位置情報付き)計測サーバQRコードを分けなくても位置情報で分けられる不要同意があれば記録される

UTMパラメータは、リンク先のページにアクセス解析ツールが入っていることが前提です。不動産ポータルや予約サービスのページに飛ばす場合は、パラメータを付けても集計できないことがあります。弊社の計測用QRコードは、リンク先を触らず、印刷データも分けず、計測サーバ側で回数と位置を記録します。どの方法を選ぶにせよ、「何を、どこで数えるか」を入稿前に決めておいてください。

チラシ投函からQRコードが読み取られるのは3日後まで

弊社では数多くのQRコードの反響分析を、ポスティングサービスと一緒に提供しています。その計測で見えているのは、平均的に投函してから3日後まで反響が出るということです。配布が終わった翌日に「反響が出ていない」と判断するのは早すぎます。

先ほどの5エリアの事例では、両国の配布当日のスキャンが8回だったのに対し、翌日は10回と当日を上回りました。日本橋は2回に分けて配布したところスキャンの山も2つでき、2回目の配布翌日に最大の26回を記録しています。全体として、スキャンは配布当日より翌日から3日後に集中しました。

住民がポストを確認する頻度が異なるため

時間差が生まれる理由は、住民がポストを確認する頻度にあります。弊社が東京都在住の637名に行った調査では、ポストを「ほぼ毎日確認する」人は65.6%でした。つまり3人に1人は、毎日は見ていません。内訳は「週に2〜3回程度」が16.3%、「平日はあまり確認せず主に週末にまとめて確認する」が10.2%で、「週に1回程度」の4.1%と「ほとんど確認しない」の3.8%が続きます。

月曜に配り終えたチラシを週末まで手に取らない世帯が1割あるわけです。配布完了の翌日に集計を締めると、この1割の反響がまるごと抜けます。エリア別の集計は、最後の1枚が投函されてから3日後まで待ってから締めてください。1週間や1ヶ月かけて配る案件なら、最後の配布日を基準に数えます。

まとめ:QRコードは「載せる」より「測る」で価値が出る

本記事の要点は次の5つです。

  • チラシにQRコードを入れると、興味を持った人の数(読み取り回数)と、その人がどこにいるか(読み取り位置)の2つが測れます
  • 読み取り回数が分かれば、表示回数→クリック数→コンバージョン数のKPIをポスティングでも数値化できる
  • 載せるQRコードは、興味を持った人がまず確認するもの1つに絞ります。店舗型なら店舗の位置、不動産なら物件ページ、出張型ならホームページか問い合わせページです
  • 計測用QRコードは、スキャン→計測サーバ→位置情報の同意→リンク先の順に動き、同意しなくてもリンク先に進む。1種類のチラシでエリア別にマイクロコンバージョンを計れる
  • 都内5エリア49,500枚の実測では、スキャン率は0.54%から0.39%で約1.4倍の差がつきました。反響は投函から3日後まで出るので、集計はそれまで待ちます

チラシにQRコードを載せる会社は増えましたが、載せただけでは、測れる反響は問い合わせ件数のままです。QRコードの読み取りをエリアごとに計測することで、チラシの広告施策の結果を数字で詳細に分析し、運用できる形になります。

費用の目安はチラシポスティング費用|1枚単価の相場と安く抑える5つの方法にまとめました。事例の詳しい経緯は不動産ポスティング効果測定の実例|QRで見えた13人の検討層で読めます。計測用QRコードの発行やエリアの区切り方についてのご相談は、ティラミスのお問い合わせフォームからご連絡ください。

よくある質問

Q. チラシのQRコードはどのくらい読み取られますか

A. 弊社の実測では、配布枚数に対して0.39〜0.78%の幅でした。アンケートハガキの5エリア比較で0.39〜0.54%、割引クーポン付きの飲食店チラシで0.74〜0.78%です。業種と特典で大きく変わるため、他の案件の数字を自社の目安にせず、自社のエリア間で比べてください。

Q. 位置情報を「許可しない」を押すと、リンク先に進めませんか

A. 進めます。弊社の計測用QRコードは、位置情報の同意・不同意にかかわらずリンク先に遷移します。同意しなかった場合はスキャンの回数だけが記録され、場所は記録されません。

Q. チラシに載せるQRコードは何がいいですか

A. 興味を持った人がまず確認するものです。飲食店や美容室のような店舗型なら店舗の位置(Googleマップ等)、新築分譲マンションなら物件ページか間取り、出張買取のような出張型ならホームページか問い合わせページが最もスキャンされています。InstagramやLINEのQRコードは、計測の主役にはなりません。

Q. QRコードのスキャン数はいつまで見ればいいですか

A. 投函から3日後までを目安にしてください。弊社の計測では、スキャンは配布当日より翌日から3日後に集中し、3日後までにほぼ出そろいます。複数日に分けて配る案件は、最後の投函日を基準にします。

Q. エリアごとにQRコードを分けると、チラシは何種類作る必要がありますか

A. QRコードを分ける方法では、エリア数ぶんの印刷データが必要です。5エリアなら5種類になります。位置情報付きの計測用QRコードなら、1種類のチラシで読み取られた場所を集計できます。

Q. QRコードの読み取り回数と人数は、どちらを見ればいいですか

A. エリア比較なら、全エリアを同じ基準で揃えることが先決です。弊社の配布完了報告書は回数を基準にしており、飲食店様の事例では78回に対してユニーク人数は74人でした。他の資料と並べるときは、どちらの基準かを確認してください。

Q. 問い合わせが1件しかなかったポスティングは失敗ですか

A. 1件という数字だけでは判断できません。弊社の事例では、同じ5万枚・問い合わせ1件でも、QRコードのスキャンが13人のエリアは定期配布に切り替え、2人のエリアは優先度を下げました。問い合わせの手前にある反響まで見て決めてください。

※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

反響を出しながら、ポスティングの見える化を実現
配布の記録と反響の数字が残る、ティラミスのポスティング
汎用CTA
弊社は東京23区を対象に、最低10,000枚からポスティングを承っています。配布状況はGPSで記録し、配布後30日間いつでも確認できます。チラシにQRコードを載せれば、問い合わせに至らなかった検討層の数まで数字で残ります。配布エリアや枚数が決まっていない段階でも構いませんので、お気軽にまずは問い合わせください。
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