「東京でポスティングをしたいけれど、どの区に何枚配れて、いくらかかるのかがわからない」。東京でのチラシ配布を検討している方から、弊社はこうしたご相談を数多く受けてきました。
はじめに数字からお答えします。東京23区の全域で弊社が配れる枚数は、軒並配布で4,121,568枚です。集合住宅に絞ると2,678,875枚、戸建に絞ると720,875枚です。ただし、どの区に配るかで配れる枚数も、配りやすさも、向いている業種も変わってきます。
本記事では、弊社が見積もりに使っている区ごとの配布可能枚数を23区分をすべて公開し、令和2年国勢調査のデータとあわせて、区ごとの住宅形態・世帯構成・料金までまとめてご紹介します。配布する区を決める前の比較資料としてお使いください。
東京23区の配布可能枚数(軒並・戸建・集合住宅の方式別)
まずは区ごとに配れる枚数からです。数字は弊社が実際に投函できる枚数で、見積書にもこの数字を使っています。配布を禁止されている物件や、24時間管理人が常駐していて投函できない建物は、あらかじめ差し引いた数字です。
| 区 | 軒並配布 | 戸建限定 | 集合住宅限定 |
|---|---|---|---|
| 世田谷区 | 395,453枚 | 75,179枚 | 245,147枚 |
| 大田区 | 314,054枚 | 58,152枚 | 197,656枚 |
| 練馬区 | 286,737枚 | 61,402枚 | 163,837枚 |
| 足立区 | 262,955枚 | 59,532枚 | 143,753枚 |
| 板橋区 | 258,689枚 | 37,239枚 | 184,151枚 |
| 杉並区 | 257,300枚 | 47,305枚 | 162,622枚 |
| 江戸川区 | 256,799枚 | 50,108枚 | 156,486枚 |
| 新宿区 | 182,932枚 | 28,478枚 | 125,900枚 |
| 江東区 | 181,060枚 | 24,622枚 | 131,997枚 |
| 葛飾区 | 175,237枚 | 38,289枚 | 98,584枚 |
| 品川区 | 173,525枚 | 29,812枚 | 113,843枚 |
| 中野区 | 163,122枚 | 27,075枚 | 108,936枚 |
| 北区 | 157,370枚 | 23,848枚 | 109,619枚 |
| 豊島区 | 142,061枚 | 19,540枚 | 102,936枚 |
| 渋谷区 | 133,846枚 | 18,215枚 | 97,375枚 |
| 墨田区 | 129,403枚 | 21,563枚 | 86,213枚 |
| 目黒区 | 126,679枚 | 22,791枚 | 81,060枚 |
| 港区 | 110,538枚 | 14,371枚 | 81,870枚 |
| 文京区 | 106,185枚 | 17,173枚 | 71,810枚 |
| 台東区 | 100,463枚 | 16,470枚 | 67,466枚 |
| 荒川区 | 81,999枚 | 13,926枚 | 54,123枚 |
| 中央区 | 80,809枚 | 8,760枚 | 63,248枚 |
| 千代田区 | 44,352枚 | 7,025枚 | 30,243枚 |
| 23区合計 | 4,121,568枚 | 720,875枚 | 2,678,875枚 |
いちばん多い世田谷区(395,453枚)と、いちばん少ない千代田区(44,352枚)では、およそ9倍の開きがあります。国勢調査の一般世帯数は23区合計で5,208,438世帯ですから、軒並配布で配れる4,121,568枚は、その79.1%という計算です。世帯数をそのまま配布部数として提示している会社もありますが、その場合は実際には投函できない住戸のぶんまで枚数に入っています。見積もりを比べるときは、その数字が「世帯数」なのか「実際に配れる枚数」なのかをそろえてください。
区をまたいだ配布もできます。弊社は全国のポスティングに対応しており、本記事で扱う東京23区は、全域で丁目単位のエリア指定ができます。どの丁目に何枚配れるかまで知りたい方は、中野区の記事で85町丁目ぶんを公開していますので、粒度のイメージにご覧ください。
23区の集合住宅・戸建住宅の割合の比較
同じ「東京23区に配る」といっても、区が変われば、チラシ配布の難易度(=配布単価)はまるで別のものになります。配布単価は、突きつめると1時間あたりに配れる枚数の差で決まります。集合住宅なら1棟に入るだけで数十世帯へ一気に届きますが、戸建住宅は1軒ずつ歩いて回るためです。

| 区 | 一戸建の割合 | 集合住宅の割合 | 集合住宅のうち11階建以上 |
|---|---|---|---|
| 中央区 | 4.4% | 90.6% | 72.7% |
| 千代田区 | 4.0% | 84.7% | 64.9% |
| 江東区 | 12.0% | 84.5% | 55.6% |
| 港区 | 7.0% | 88.6% | 54.7% |
| 台東区 | 19.8% | 74.9% | 42.6% |
| 荒川区 | 25.2% | 69.7% | 33.0% |
| 文京区 | 18.1% | 78.2% | 33.0% |
| 品川区 | 17.1% | 79.3% | 32.7% |
| 墨田区 | 19.6% | 76.8% | 30.1% |
| 北区 | 23.8% | 72.2% | 27.7% |
| 新宿区 | 12.2% | 84.3% | 26.7% |
| 渋谷区 | 12.9% | 83.3% | 22.3% |
| 江戸川区 | 28.5% | 67.1% | 21.2% |
| 豊島区 | 18.2% | 74.8% | 20.7% |
| 板橋区 | 19.9% | 77.0% | 20.0% |
| 葛飾区 | 34.2% | 61.6% | 16.9% |
| 足立区 | 30.5% | 66.6% | 16.7% |
| 大田区 | 24.6% | 71.6% | 14.1% |
| 目黒区 | 23.1% | 71.9% | 11.6% |
| 練馬区 | 30.8% | 65.6% | 8.7% |
| 中野区 | 20.6% | 75.4% | 7.4% |
| 世田谷区 | 29.0% | 66.7% | 6.3% |
| 杉並区 | 28.0% | 67.5% | 4.9% |
見ていただきたいのは右の列です。集合住宅のうち11階建以上が占める割合は、いちばん高い中央区で72.7%、いちばん低い杉並区で4.9%と、15倍近い差があります。中央区の集合住宅配布はタワーマンション対応が中心になり、杉並区では3〜5階建のアパートを回る配布になるということです。同じ集合住宅配布でも、区によって配布の難易度はここまで違うのです。
一戸建の割合も、いちばん高い葛飾区(34.2%)と、いちばん低い千代田区(4.0%)とでは別世界でしょう。リフォームや外壁塗装のように戸建の持ち家にしか刺さらない商材なら、そもそもどの区を選ぶかの段階で結果の大半が決まってしまいます。
23区の世帯構成の比較(単独・子育て・持ち家・高齢)
誰に配るかが決まっている商材なら、区ごとの世帯構成まで見てから配る区を決めるべきです。
| 区 | 単独世帯 | 子どもあり世帯 | 持ち家 | 65歳以上(人口比) |
|---|---|---|---|---|
| 新宿区 | 67.8% | 10.2% | 36.2% | 18.1% |
| 渋谷区 | 64.5% | 11.6% | 38.2% | 16.9% |
| 豊島区 | 64.0% | 11.2% | 31.9% | 19.4% |
| 中野区 | 62.3% | 10.8% | 32.6% | 19.1% |
| 台東区 | 59.0% | 11.9% | 44.9% | 22.5% |
| 杉並区 | 58.6% | 13.4% | 40.5% | 19.8% |
| 文京区 | 57.9% | 15.6% | 44.0% | 17.5% |
| 品川区 | 57.3% | 14.8% | 41.1% | 18.8% |
| 千代田区 | 57.0% | 17.9% | 36.6% | 16.3% |
| 港区 | 56.9% | 17.5% | 43.3% | 16.3% |
| 板橋区 | 54.4% | 14.4% | 40.7% | 22.7% |
| 大田区 | 53.6% | 14.7% | 42.7% | 21.6% |
| 目黒区 | 53.2% | 15.5% | 43.8% | 19.4% |
| 中央区 | 52.6% | 18.6% | 42.8% | 14.6% |
| 北区 | 52.2% | 14.5% | 39.1% | 24.6% |
| 墨田区 | 52.2% | 14.7% | 40.4% | 22.1% |
| 世田谷区 | 51.0% | 17.0% | 46.4% | 20.1% |
| 荒川区 | 49.5% | 16.6% | 49.2% | 23.2% |
| 練馬区 | 47.7% | 17.3% | 44.4% | 21.2% |
| 足立区 | 47.3% | 16.3% | 46.8% | 24.5% |
| 江東区 | 46.8% | 19.0% | 46.6% | 21.0% |
| 江戸川区 | 44.7% | 19.5% | 43.8% | 20.9% |
| 葛飾区 | 43.6% | 17.8% | 49.9% | 24.7% |
単独世帯の割合は新宿区の67.8%から葛飾区の43.6%まで開きます。飲食・ジム・クリーニング・引越しのように単身の層へ届けたい商材なら、都心寄りの区が向いているでしょう。逆に、18歳未満の子どもがいる世帯は江戸川区(19.5%)がいちばん多く、新宿区(10.2%)の2倍近くです。
年齢構成や地価まで含めた丁目単位の比較は、各区の記事の方にあります。子育て世帯は、チラシの扱いも違います。弊社が東京都在住637名にうかがった調査では、チラシを「取っておく」と答えた割合は、子どもがいる世帯で41.5%、いない世帯で29.1%でした。学習塾や習い事のチラシを配るなら、子どもがいる世帯が多い区・丁目を選ぶだけで、チラシが手元に残る確率が変わってきます。反響の測り方はポスティングの効果測定の記事にまとめています。
東京23区に配る場合の料金
弊社の標準配布プランの単価表です。1枚あたり・税抜の最低単価で、どの区でも同じ表から出発します。印刷代とデザイン代は入っていません。
| チラシのサイズ | 3日 | 1週間 | 2週間 | 1ヶ月 |
|---|---|---|---|---|
| A5以下 | 4.5円 | 4.0円 | 3.75円 | 3.5円 |
| B5 | 4.75円 | 4.25円 | 4.0円 | 3.75円 |
| A4 | 5.0円 | 4.5円 | 4.25円 | 4.0円 |
| B4 | 5.25円 | 4.75円 | 4.5円 | 4.25円 |
| A3・B3 | 6.25円 | 5.75円 | 5.5円 | 5.0円 |
| A2・B2 | 7.25円 | 6.75円 | 6.5円 | 6.0円 |
この単価に、配る住宅形態ごとの加算が乗ります。
| 配布の方式 | 加算 | A4・1週間の単価 |
|---|---|---|
| 軒並配布 | ±0円 | 4.5円 |
| 集合住宅配布 | +1.0円 | 5.5円 |
| 戸建住宅配布 | +5.0円 | 9.5円 |
実際の単価は配るエリアの難しさによっても変わります。どんな住宅が建っているか、世帯がどれくらい密集しているか、坂などの地形はどうか。この3つの要因によって1時間あたりに配れる枚数が変わり、その差がそのまま配布単価に影響します。単価がどう決まるかを一から知りたい方は、チラシポスティング費用の記事をご覧ください。
発注するときに押さえておきたい条件は3つあります。
- 標準配布プランの最低ロットは10,000枚です。これより少ない枚数は、別途お見積もりでご相談ください
- 配布エリアは丁目単位で指定できます。区をまたいだ組み合わせもできます
- 配布はチラシが納品された翌日からはじめられます
配布の様子は配布員のGPSを記録し、配布後30日間はいつでもWeb上から確認できます。枚数と金額をその場で確かめたい場合は、オンライン発注ページをお使いください。地図から丁目を選ぶと、配れる枚数と概算の金額が出ます。ログインは不要です。
区ごとの詳しいデータ
区ごとの記事では、本記事の比較をさらに丁目単位まで掘り下げています。載せているのは次のデータです。
- 全町丁目の配布可能枚数(軒並・戸建・集合住宅の方式別)
- 丁目ごとの住宅形態と、どの配布方式が安く付くかの比較
- 年齢構成と世帯構成(単独・子育て・持ち家・高齢)から見た、ターゲット別の上位丁目
- 地価が高い丁目(2025年地価公示。高単価の商材向け)
この粒度の記事を、区ごとに順次公開していく予定です。
ほかの区について丁目単位の数字が必要な場合は、お問い合わせいただければ見積もりとあわせてお出しします。
まとめ:配る区で枚数も単価も変わる。区の比較から始める
東京23区で弊社が配れるのは、軒並配布で4,121,568枚です。ただし区ごとに見ると、配れる枚数は9倍、タワーマンションの割合は15倍近く開きます。単独世帯が7割近い区もあれば、子育て世帯が2割近い区もあります。
配布エリアは「東京」というくくりで決めるものではありません。誰に読んでほしいチラシなのかを先に決めて、その相手が多い区を選び、丁目まで降りて配り方を決める。それだけで、同じ予算から届く件数は変わってきます。
よくある質問
Q. 東京23区の全部で何枚のチラシを配れますか
A. 軒並配布で4,121,568枚、集合住宅に絞ると2,678,875枚、戸建に絞ると720,875枚です。これは弊社が実際に投函できる枚数で、見積書にもこの数字を使っています。区ごとの内訳は本記事の一覧のとおりです。
Q. 区をまたいだ配布はできますか
A. できます。東京23区は全域で、丁目単位の配布エリア指定ができますので、複数の区にまたがる組み合わせも問題ありません。区ごとに枚数を分けた見積もりもお出しできます。なお弊社の対応エリアは23区に限らず、全国の配布についてもご相談いただけます。
Q. 世帯数と配布可能な枚数は何が違うのですか
A. 世帯数はそこに住んでいる世帯の数で、国勢調査が数えたものです。配布可能な枚数は、そのうち弊社が実際に投函できる軒数を指します。配布を禁止されている物件や、24時間管理人が常駐していて投函できない建物があるため、2つは一致しません。23区の合計では、世帯数の79.1%が配布可能な枚数でした。
Q. 配布単価が安い区はどこですか
A. 単価表はどの区でも同じですが、実際の単価は配るエリアの難しさによって加算される場合があります。集合住宅の割合が高い区は1棟で多くの世帯に届くぶん配りやすく、戸建が多い区や坂の多いエリアは1枚あたりの手間が増えます。確定額は配布エリアが決まってから見積もりにてご確認ください。
Q. 最短でいつから配り始められますか
A. チラシが納品された翌日から配りはじめられます。ただし配り終わるまでの日数は選んだ配布期間によりますので、イベントの日が決まっているなら、その日から逆算して配布期間をお選びください。